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アドレスバーのさらなる使い道

基本操作編でも、2xExplorerのアドレスバーについてさまざまな使い方を説明してきましたが、実はまだ、他にもいくつか使い道があります。このページではそれらについて解説します。

DOSコマンドの実行

ペイン内にフォーカスがある時に、メニューからTools→DOS Commandを選ぶか、[F10]キーを押すと、アドレスバーにカーソルが移り、左に"$"が表示された状態になります(下図)。

DOSコマンド入力状態

ここにDOSコマンドを入力して[Enter]キーを押すと、MS-DOSプロンプトが起動し、そのコマンドを実行してくれます。実行するパスは、アクティブペインのパスです。また、バッチファイル生成の時と同じようにトークンも使えます。アドレスバーでのDOSコマンド実行に使えるトークンは以下のものがあります。

トークン説明
$Nアクティブペイン内のカーソルがついているファイル名
$L左ペインのフルパス
$R右ペインのフルパス
$Pアクティブペインのフルパス
$I非アクティブペインのフルパス

なお、トークン$Nはバッチファイル作成の時とは違い、カーソルのついたファイル1つだけを指します。注意してください。

アドレスバーでコマンドを入力している時、[Ctrl]キーを押しながら上下左右の矢印キーを押すと、アクティブペイン内のカーソルがその方向に移動します。そして、[Ctrl]+[Enter]を押すと、カーソルのついているファイル名が、アドレスバーに貼り付けされます。とても便利です。

他にもメニューからTools→Run Historyを選ぶか[Ctrl]+[F10]を押せば、今までアドレスバーから実行したDOSコマンドの履歴を見ることができます。また、メニューからTools→Repeat commandを選ぶか[Alt]+[F10]を押せば、一番最後に実行したDOSコマンドを自動的に再実行してくれます。

「ファイル名を指定して実行」の代用

2xExplorerのアドレスバーは、Windowsのスタートメニューにある「ファイル名を指定して実行」の代用もできるようになっています。メニューから、Tools→Run Commandを選択すると、アドレスバーにフォーカスが移り、左に">"が表示された状態になります(下図)。

「ファイル名を指定して実行」状態

そのカーソルの位置に、「ファイル名を指定して実行」で使うコマンドとを同じものを書いて[Enter]キーを押してください。同じ結果になるはずです。上のトークンや、[Ctrl]+矢印や[Ctrl]+[Enter]も使えます。例えば、"> $N"と打って[Enter]を押せば、カーソルのついたファイルに関連付けられたプログラムが起動します。"notepad"と入力すればメモ帳が開きます。他にもインターネットのURLを入力するとブラウザが起動してそのサイトを開いてくれたりもします。